人型の多関節キャラ

 歩く人型の多関節キャラを作ります。

人型の多関節キャラ

 1.脚の運動

 腕の動きは簡単です。ただ振っているだけなのですから。問題なのは脚です。人が歩く時の動きを正確に考えようとすると頭がごちゃごちゃします。ここでは、「たぶんこんなもんだろう」という仮定で作ります。

脚の運動

 脚の動きは上図のように変わっていくものとします(左脚に注目してください)。

 左脚は前に出た状態(A)から始まりますが、右脚は後ろに出た状態(D)から始まって同じ運動を行います。

 2.腕の運動

初期状態

 arm_joint.0.0(=arm_joint.1.0)はleg_joint.0.0より112ドット高い位置にあるものとします。
  arm_joint_x.0.0=leg_joint_x.0.0
  arm_joint_y.0.0=leg_joint_y.0.0-112

 腕が一度に動く角度をarm_dangleとします。
  arm_dangle=-2
 左腕の運動は
  arm_joint_angle.0.0=arm_joint_angle.0.0+arm_dangle
  arm_joint_angle.0.1=arm_joint_angle.0.1+arm_dangle
 右腕の運動は
  arm_joint_angle.1.0=arm_joint_angle.1.0-arm_dangle
  arm_joint_angle.1.1=arm_joint_angle.1.1-arm_dangle
 となります。軸足でない方の足が地面に着いた時に振る方向を反転します。
  arm_dangle=-arm_dangle

 arm_joint.0.0を基準として他の接合部の座標を求めます。

 3.各パーツの中心座標

 接合部の座標から各パーツの中心座標を求め、表示する手順は前回の講座と同様です。


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 人型のロボットが歩きます。

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